CUDA対応ビデオカード搭載の複数ホスト間でGPGPU ( その1:ビデオカード設置 )
目次
目的
以前、ubuntu(12.04) 4台で NFS にてファイル共有を行い、OpenMPI でホスト間通信させることで、Linuxクラスタ環境を構築しました。
このクラスタ環境の2ホスト上にCUDA対応ビデオカードを追加し、2ホスト間でGPGPUを行うことを目的とした。
本エントリではその前段階として、CUDA対応ビデオカード配置を行う。
使用したハードウェア
- アイネックス PCI Express用電源変換ケーブル PX-001A ×3
- 変換名人 PCI-E(6ピン)電源延長ケーブル (オス - メス) 30cm PCIE6P/CA30
→Quadro4000の発熱は有名なようで、このような記事もありましたので…
安息香Pのニコマス生活 Quadro 4000のGPUクーラーを換装してみた!
ビデオカード設置
NVIDIA® Tesla® C1060
消費電力は下記。*4
消費電力[W] | |
---|---|
TDP | 187.8(標準値) |
最大 | 225 |
本件の"NEC Express5800 RB" は 400W 電源で "PCI-Express 8ピン補助電源コネクタ" もないため、"NEC Express5800 RB" 2台を用いて "PCI-Express 6ピン補助電源コネクタ" ×2 で電源供給することとした。
"内蔵ドライブ用4ピン電源ケーブル"×2 を "PCI-Express 6ピン補助電源コネクタケーブル" へ変換するのには "アイネックス PCI Express用電源変換ケーブル PX-001A" を利用した。
また、"PCI-Express 6ピン補助電源コネクタケーブル"の延長ケーブル、 "変換名人 PCI-E(6ピン)電源延長ケーブル (オス - メス) 30cm PCIE6P/CA30" も合わせて利用した。
PC1 | PC2 | |
---|---|---|
補助電力供給1 | ◯ | |
補助電力供給2 | ◯ |
pic.1 NVIDIA® Tesla® C1060 の設置 (下に延びているのが補助電源から伸びている延長ケーブルである)
NVIDIA® Quadro® 4000
消費電力は下記。*5
消費電力[W] | |
---|---|
最大 | 142 |
"PCI-Express 6ピン補助電源コネクタ"×1が必要なので、"内蔵ドライブ用4ピン電源ケーブル"×2 を "PCI-Express 6ピン補助電源コネクタケーブル"へ変換し、これを利用した。
pic.2 NVIDIA® Quadro® 4000 の設置
また、 Quadro4000 の熱対策として、適当ではあるがファンを追加した。
pic.3 NVIDIA® Quadro® 4000 の熱対策のためファン設置
所感
これでCUDA対応ビデオカードを設置し終え、それぞれ十分な電力供給できるようになりました。
以上
*1:http://wiki.nothing.sh/page/NEC%20Express5800%A1%BFS70%20%A5%BF%A5%A4%A5%D7RB
*2:http://www.nvidia.co.jp/object/tesla_c1060_jp.html
*3:http://www.nvidia.co.jp/object/product-quadro-4000-jp.html
*4:http://www.elsa-jp.co.jp/html/products/hpc/tesla_c1060/index.html
*5:http://www.nvidia.co.jp/object/product-quadro-4000-jp.html