家庭内の情報共有【その2】(Alexa Echo Plus, Any.do)
目次
目的
以前のエントリ家庭内の情報共有(Slack, Trello, IFTTT, HUBOT, Zaim, MyThings) - heyheytowerで家庭内の情報共有についてまとめておりました。
今回 Alexa Echo Plus を購入したので、Alexa の "買い物リスト"、"やることリスト" と自分の定期タスク管理を連動したく、ToDoアプリ選定・Slack*1 連動を目的としました。
概要
本エントリでは下記の調査・実施を行った。
- Alexa の "買い物リスト"、"やることリスト" と連動できるToDoアプリの選定(Any.do一択でした)
- タスク管理ソフト "Any.do" と Slack を連動する方法
- 未処理タスクの slack リマインド実行の実装
方法
ToDoアプリの選定
日本語圏で使えるToDoアプリは "Any.do"*2 一択でした。
しかしながら Trello*3 と同じように、下記が実行できるので問題ないと判断しました。
- 定期タスク追加が可能(週・月一は設定できるが、2週に一回などは設定できないが)
- やったかやっていなかチェックできる
- Slack と連動できる(IFTTTなど経由で。アプリネイティブではサービスは無し。)
タスク管理ソフト "Any.do" と Slack を連動する方法
単純に IFTTT*4 を利用します。
- Item added to your To Do List
- Item completed on your To Do List
- Item added to your Shopping List
- Item completed on your Shopping List
Alexa の上記トリガーと、Slack 出力を連携させます。 ※2018/11初旬ほどから日本語化けが直り、ようやく運用に乗るようになりました。
未処理タスクのリマインド実行の実装
Any.do のリストをコマンドから操作できるado-cli - npmを利用し、必要な出力を抜き出し、Slack へ投稿します。 (公式APIなどはなさそうでした。) Slack への投稿は[10分で出来る]シェルスクリプトの結果をslackに投稿 - Qiitaのスクリプトを使わせていただきました。
$ cat /home/pi/Programs/shell/181103-slack-anydo/anydo-daily.sh #!/bin/sh /home/pi/.anyenv/envs/ndenv/versions/v8.9.3/bin/ado login -e mail@address -p password /home/pi/.anyenv/envs/ndenv/versions/v8.9.3/bin/ado list | sed ':lbl1;N;s/SOMEDAY.*TODAY.*\n//;b lbl1;' | grep -E "掃除|todo" | /home/pi/Programs/shell/181103-slack-anydo/slack-todo.sh /home/pi/.anyenv/envs/ndenv/versions/v8.9.3/bin/ado list | sed ':lbl1;N;s/SOMEDAY.*TODAY.*\n//;b lbl1;' | grep -v -E '^$' | grep -v -E "掃除|todo" | /home/pi/Programs/shell/181103-slack-anydo/slack-shopping.sh $ $ ls -la /home/pi/Programs/shell/181103-slack-anydo/anydo-daily.sh -rwxrwxrwx 1 pi pi 528 11月 5 01:44 /home/pi/Programs/shell/181103-slack-anydo/anydo-daily.sh
ado-cli は表示するリストを指定できないので下記をうまくGrepしてそれぞれ、買い物リスト・やることリストの項目として Slack 通知しています。
- Alexa から買い物リスト追加だと Any.do では SOMEDAY に登録される
- Alexa からやることリスト追加だと Any.do ではTODAYに登録される
$ /home/pi/.anyenv/envs/ndenv/versions/v8.9.3/bin/ado list SOMEDAY (0) - パン用スキム UPCOMING (19) - [掃除]床の水拭き - [掃除]ホコリ取り -snip- - [todo]ドキュメント整理 - [todo]通帳記帳 TOMORROW (0) TODAY (1) - [todo]ドキュメント整理
定時投稿は cron を使います。
$ sudo crontab -e # Daily 0 17 * * * /home/pi/Programs/shell/181103-slack-anydo/anydo-daily.sh
まとめ
目的については達成しました。
これで声によって、やることリスト・買い物リストへの追加が行え、そしてそのリストの残タスクを Slack にて確認することもできるようになりました。
現在試験運用中なので、これから使用感・運用に伴う変更点や追加点など随時更新したいと思います。
以上
Ubuntu16.04 で IPv6 (OCN 光 マンション、NEC AtermWR8700N)
目次
目的
プロバイダのOCN*1のプラン "OCN 光" が IPv6 *2接続に対応したようなので、アパート環境のIPv6対応を行った。
自分のNW環境
- プロバイダ OCN, プラン "OCN 光 マンション" を契約
- ブロードバンドルーター "AtermWR8700N"*3
自分のPC環境
$ cat /etc/debian_version stretch/sid $ uname -a Linux calc0 4.4.0-112-generic #135-Ubuntu SMP Fri Jan 19 11:48:36 UTC 2018 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux $ cat /etc/lsb-release DISTRIB_ID=Ubuntu DISTRIB_RELEASE=16.04 DISTRIB_CODENAME=xenial DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 16.04.3 LTS" $ cat /etc/network/interfaces # interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8) auto lo iface lo inet loopback auto enp0s25 iface enp0s25 inet dhcp
方法
基本的には下記の記事を参考にした。
プロバイダとプランの組み合わせとIPv6利用可能か確認
私は "OCN 光 マンション" を契約しているのですが、
上記を参考に確認したところ、下記のようにIPoE接続を利用できるようであった。
IPv6インターネット接続 接続方式 ご利用可否 IPoE接続 ご利用いただけます
ブロードバンドルーターのIPv6接続対応確認
下記から "AtermWR8700N" でIPv6ブリッジが可能であることを確認した。
ブロードバンドルーターの WEB UI にアクセスし、下記項目から設定を適用した。
基本設計>基本設定>IPv6ブリッジ
Ubuntu16.04 の IPv6設定確認
デフォルトの設定でIPv6が有効であり、DHCP設定だったため特に設定は不要であった。
使用するDNSサーバを変更しておきます。
# IPv6 DNS setting { echo "2001:4860:4860::8888" echo "2001:4860:4860::8844" } | sudo tee -a /etc/resolvconf/resolv.conf.d/head sudo service networking restart
DNSサーバのデフォルトも下記のように無事変わったようです。
$ nslookup -query=aaaa google.com Server: 2001:4860:4860::8888 Address: 2001:4860:4860::8888#53 Non-authoritative answer: google.com has AAAA address 2404:6800:4004:81a::200e Authoritative answers can be found from:
動作確認
Ubuntu16.04 Desktop
IPアドレスについて| OCN から確認した結果は、スクリーンショットのとおり、IPv6とIPv4を同時に利用できているようであった。
IPv6アドレスは、Ubuntu上からのifconfig
結果の "inet6アドレス 範囲:グローバル" とも一致していた。
スマートフォン "TORQUE(トルク) G03"*4
端末自体は IPv6 に対応しているよう。
しかしながら au(KDDI)回線では、IPv6接続できないようでした。
Kindle Fire HD 8 タブレット*5
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IPv6 対応OKでした。
Kindle Paperwhite Wi-Fi (第5世代)*6
IPv6 には対応していないようでした。(※2012年の製品)
まとめ
所感
2012/05/21 にアップした本ブログ第一回の記事に対して、ようやく決着がつけられてすっきりしました。
以上
*1:https://support.ntt.com/ocn?parentGoodsCode=511
*2:https://ja.wikipedia.org/wiki/IPv6
*3:http://www.aterm.jp/product/atermstation/product/warpstar/wr8700n-hp/
*4:http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/lineup/g03/
*5:https://www.amazon.co.jp/Fire-HD-8-%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88-8%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81-New%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB-16GB-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B01J94SZCM
*6:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B007OZO03M/ref=oh_aui_search_detailpage?ie=UTF8&psc=1